春のスギ花粉飛散量は、前年夏の気象条件と前年春の花粉飛散量から予想されます。
6月の「猛暑」、7月の「日照不足」と2019年と2020年の気象条件はかなり似通っていましたが、スギの雄花ができる6月上旬の日照時間が2020年の方が長く、2019年度に大量飛散した地域が少なかったことから、2021年の花粉飛散量は前年に比べ増加することが予測されます。
飛散時期については、平年よりやや早めとなる見込みです。雄花が休眠に入る11月の気温が平年並み、12月から1月前半の気温が低い予報となっており、この時期の気温が低いと休眠から覚めるのが早いためです。
アレルギー性結膜炎のなかでも、症状の出やすい時期が予測できる花粉などが原因のアレルギー症状の場合には、『初期療法』という考え方が適用されます。症状が出る前の、花粉飛散時期の約2週間前から、または症状が少しでもあらわれたら、抗アレルギー点眼薬による治療を始める方法で、花粉飛散ピーク時の症状が軽くなります。
今般の新型コロナウイルスの影響で花粉飛散時の院内の混雑化を防ぐためにも症状があらわれる前に眼科を受診することをおすすめします。
医院名 |
---|
佐々木眼科 |
院長 |
佐々木 淳子 |
住所 |
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-8-4 松田ビル2F |
電話番号 |
03-5790-2211 |